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【激動・朝鮮半島】非核化検証の第一歩か、政治ショーか… 北朝鮮の核実験場廃棄公開「証拠隠滅に拍手する」事態も

3月17日に撮影された北朝鮮・豊渓里の核実験場の衛星写真。(1)が北側坑道で(5)が西側坑道(デジタルグローブ/38ノース提供・ゲッティ=共同)
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 【ソウル=桜井紀雄、ワシントン=黒瀬悦成】北朝鮮外務省は12日、北東部、豊渓里(プンゲリ)の核実験場の廃棄を23~25日の間に行い、米中韓露英のメディアに公開すると発表した。非核化を行動で示す第一歩といえるが、専門家や国際機関の査察受け入れには言及しておらず、“政治ショー”となる恐れも否定できない。

 トランプ米大統領は12日、ツイッターで発表について「ありがとう」と表明し、「非常に賢明で丁重な意思表示だ」と歓迎した。

 韓国大統領府報道官も13日、「南北首脳会談の約束履行を行動で示す意志の表れだ」とし、「坑道を爆破するダイナマイトの音が核なき朝鮮半島への旅程の祝砲になることを願う」と強調した。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領との4月の会談で核実験場の閉鎖と公開を確約していた。

 北朝鮮は、実験場の坑道を爆破して入り口を完全に閉鎖、地上の施設も撤去すると説明。外国記者団のために特別列車やプレスセンターも用意するとした。

 金氏は「専門家」にも公開するとしていたが、発表には専門家に関する言及はなかった。文氏は1日、国連のグテレス事務総長に検証への国連の参加を要請したものの、国連傘下の国際原子力機関(IAEA)などの査察にも触れていない。坑道内の核物質サンプルを採取すれば、北朝鮮の核能力や技術を分析することも可能だとされる。

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