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【激動・朝鮮半島】北朝鮮解放の米国人3人はどんな人たち? 半島にルーツ、現地でビジネス・教育活動

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【激動・朝鮮半島】
北朝鮮解放の米国人3人はどんな人たち? 半島にルーツ、現地でビジネス・教育活動

10日、首都ワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地で、トランプ米大統領(左から2人目)に出迎えられた(左から4人目から)ドンチョル・キム氏、サンドク・キム氏、ハクソン・キム氏(ロイター) 10日、首都ワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地で、トランプ米大統領(左から2人目)に出迎えられた(左から4人目から)ドンチョル・キム氏、サンドク・キム氏、ハクソン・キム氏(ロイター)

 北朝鮮から解放された米国人3人は、いずれも朝鮮半島にルーツを持ち、北朝鮮でビジネスや教育活動に従事していた。しかし2015年以降、スパイ活動や当局への「敵対活動」をしたとして拘束されていた。

 米CNNテレビ(電子版)によると、ドンチョル・キム氏は韓国系米国人で、在住する中国・吉林省延吉市と北朝鮮北東部の経済特区・羅先市を行き来し、貿易やホテル事業を手がけていた。15年10月に拘束。16年1月、当局立ち会いの下で行われたCNNとのインタビューでは「韓国のために13年4月からスパイをしていた。軍事機密が入ったUSBメモリーなどを受け取るため情報源と会った」と語っていた。16年4月、10年の労働教化刑を宣告された。

 一方、サンドク・キム氏とハクソン・キム氏は、平壌科学技術大で勤務。韓国系米国人のサンドク氏は会計学を教えていたが、17年4月、北朝鮮政府の転覆を企てたとして拘束された。

 ハクソン氏は中国・吉林省出身の朝鮮族で、米国留学後に米国籍を取得。農業の専門家として稲作を教えていたが、17年5月に拘束。キリスト教の牧師でもあったことから、CNNは、過去に拘束された他の米国人と同様、ハクソン氏の信仰が拘束の要因になった可能性を指摘している。

(外信部 小野田雄一)

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