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【朝鮮半島・私はこう見る】「ドイツの東西分断とは違う」 ドイツ国際政治安全保障研究所、ハンス・ヒルペルト・アジア研究班長

ドイツ国際政治安全保障研究所、ハンス・ヒルペルト・アジア研究班長
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 南北首脳会談は総じてよい結果だ。戦争も懸念された状況から、緊張緩和や平和協定締結、非核化の方向に流れが変わる大きな節目となる可能性がある。ただ非核化の手順が曖昧で、この点では過去の共同宣言などからの後退だが、米朝首脳会談を控え、北朝鮮が取引材料にとっておいた可能性もあり、今後の焦点だ。

 このほか「板門店宣言」が制裁に触れていない点も歓迎できる。対米協調を重視する韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が拒否したのではないか。ただ、北朝鮮の人権侵害への言及がないのは問題だ。韓国側が従来同様に、この問題で控えめなままでいることを懸念している。

 金氏が今回、対話に転じた最大の理由は制裁圧力だろう。米国が軍事行動も選択肢に据えたことが影響を与えた可能性もあるが、それより中国に圧力をかけて厳しい制裁をのませたことは歴代米政権もできなかった。トランプ氏の業績だ。

 朝鮮半島の状況は過去のドイツの東西分断と比較もされるが、相違を認識する必要がある。例えばソ連の衛星国だった東独と違い、北朝鮮は独自の外交・安全保障政策を進め、核開発も行った。ただ、それを踏まえた上でいうなら、朝鮮半島にも通じる教訓はある。「政策の継続性」だ。

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