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【中国軍事情勢】台湾周辺演習は海峡危機の再来か 中国シャープパワーの真の狙いは?

随伴艦とともに航行する中国の空母「遼寧」(上)。写真を配信したロイター通信は、撮影日は4月18日、撮影場所は西太平洋で、提供写真としている。だが、台湾の国防部は遼寧がバシー海峡を通過して西太平洋に進出したのは19日夜としている。
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 中国が台湾周辺で「軍事演習」の情報を相次いで発表し、台湾の蔡英文政権への圧力を強めている。海空軍による一部演習には台湾への威嚇効果があるものの、蔡政権は定例の訓練を実態以上に誇張した「心理戦」「世論戦」と分析、台湾の主要メディアも過度な反応を控えている。当初は1995~96年の台湾海峡危機の再来を予想する声があったが、現状はほど遠い。

南シナ海観艦式後に続々発表

 中国当局が「台湾海峡での実弾射撃演習」の第1弾を発表したのは4月12日夕。福建省海事局が18日に同省泉州市の沖合に約200平方キロの航行禁止区域を設定した。

 12日には海南省沖とみられる南シナ海で「中国史上最大規模」の観艦式を習近平国家主席(共産党中央軍事委員会主席)臨席で実施したばかり。式には空母「遼寧」を含む艦艇48隻や航空機76機、要員約1万人が参加していた。16日に台湾の立法院(国会に相当)で一部非公開で行われた外交・国防委員会では、立法委員(国会議員)から18日の「演習」に、これらの艦艇が合流する可能性はないのかとの質問が出た。

 だが、台湾の情報機関「国家安全局」や国防部(国防省)は、少なくとも2007年以降、毎年実施している連隊規模の火砲の射撃訓練を誇大に宣伝した「文攻武嚇」で、艦艇が参加する可能性は低いと指摘。野党、中国国民党委員の「演習は頼清徳行政院長(首相)が『私は実務的な台独工作者(台湾独立を主張する政治家)だ』と発言したからではないのか」と詰問する声がむなしく響いた。

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