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南シナ海に「懸念」復活 ASEAN議長声明 中国名指しせず

ASEAN首脳会議であいさつするシンガポールのリー・シェンロン首相=28日、シンガポール(共同)
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 【シンガポール=吉村英輝】東南アジア諸国連合(ASEAN)は28日、シンガポールで首脳会議を開いた。終了後に発表された議長声明には、一部加盟国と中国が領有権を争う南シナ海問題について、「埋め立てなどの行動に関し、複数の首脳が表明した懸念に留意」との文言が記された。

 去年の議長国フィリピンがまとめた昨年11月の議長声明では、それまで使われてきた「懸念」の表現が消え、経済支援と引き換えに中国への“配慮”が加えられたと指摘された。

 記者会見したシンガポールのリー・シェンロン首相は、南シナ海問題をめぐる声明の表現は「従来使われてきたものだ」とし、親中派のカンボジアなどによる反発はなかったとした。ただ、中国への名指しの批判を避ける態度は踏襲した。

 また、南シナ海問題の平和的解決を目指し、ASEANと中国が3月から開始した「行動規範」の条文策定は、「とても難しく時間がかかる」と述べた。

 一方、北朝鮮による朝鮮半島の非核化表明などをめぐって、議長声明は「留意した」との表現にとどめた。リー氏は、非核化表明は「第一歩にすぎない」とし、実現に向けた動きを注視するとした。

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