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【南北首脳会談】トランプ政権は米朝会談への「真剣度合い」見極めへ 

南北軍事境界線で北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(左)と握手する、韓国の文在寅大統領=27日午前、板門店(韓国共同写真記者団撮影)
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 【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米政権は27日の南北首脳会談の共同宣言で両首脳が朝鮮半島の「完全な非核化」を確認したのを受け、6月にも見込まれる米朝首脳会談に向け、北朝鮮がどこまで核放棄に真剣かを見極めるため、会談結果の詳細な分析を急ぐ。ホワイトハウス高官によると、トランプ大統領は南北会談の終了後に韓国の文在寅大統領と電話会談し、今後の対応を協議する。

 トランプ氏は27日、ツイッターで「1年間にわたる激しいミサイル発射と核実験を経て、南北が歴史的な会談を行っている」と述べた上で、「良いことが起きている。時間がたてば分かるだろう」と強調した。

 トランプ氏は南北会談に先立つ26日、FOXニュースの番組に電話出演し、米朝会談について「早々に席を立つかもしれないし、会談自体が行われない可能性もある」と発言した。しかし、北朝鮮が米朝会談の実現に向け、南北会談で対話姿勢を強調するのは想定済みだった。

 今回の「完全非核化」宣言を、トランプ政権が米朝会談の実現に大きく道を開く動きと見なすのは確実だ。その上で米側が警戒するのは、韓国が南北会談で北朝鮮の「平和攻勢」に引きずられ、北朝鮮がここまでの「譲歩」の見返りとして、米国を含む国際社会に経済制裁の段階的緩和などを要求してくるのに同調してしまうことだ。

 今回の「非核化」表明も核放棄の具体的な道筋に関する言及は全くなく、米政権にとり今後の懸念材料となることは避けられない。

 「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」を実現するまで北朝鮮への「最大限の圧力」を緩めないとする立場は、米政権として譲れない基本路線。南北会談の結果が対北圧力で妥協に結びつくことは決して容認しない構えだ。

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