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【北の核実験場廃棄声明】崩壊危機で元から「使えない」施設? 廃棄決めた豊渓里核実験場とは

3月17日に撮影された北朝鮮・豊渓里の核実験場の衛星写真。西側坑道での掘削活動の動きがなくなっている(デジタルグローブ/38ノース提供・ゲッティ=共同)
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 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮は、2006年以降、過去6回の核実験をいずれも「北部核実験場」と呼び、今回、廃棄を決めた北東部、豊渓里の核実験場で行ってきた。

 実験には、3つの坑道が使われ、4つ目の坑道の掘削作業も確認されていた。ただ、最近の衛星写真の解析からは、活動の大幅な低下も指摘されていた。

 本来、地盤が固く核実験場に適しているとされたが、北朝鮮が「水爆」とする昨年9月の実験後、大きな異変が観測された。

 日本政府は広島型原爆の10倍の爆発規模があったと分析。その後、衛星で多数の地滑りが確認され、実験に誘発されたとみられる地震が頻発している。

 中国や米国の専門家は、これ以上の実験には耐えられず、豊渓里でさらに核実験を強行すれば、坑道が崩落し、放射性物質の拡散が起きる恐れがあると警告する。

 中国との国境からもさほど離れておらず、中国は、ミサイル発射などとは違って核実験のたびに強い拒否感を示してきた。金正恩政権はトランプ米政権との非核化交渉で、習近平政権の援護を必要とする立場であり、その事情からしても、もはや「使えない」施設ともいえた。

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