産経ニュース

【緊迫・南シナ海】台湾・蔡政権、24時間態勢の警戒強調 中国の心理・世論戦に対応腐心

ニュース 国際

記事詳細

更新

【緊迫・南シナ海】
台湾・蔡政権、24時間態勢の警戒強調 中国の心理・世論戦に対応腐心

13日、台湾北東部・蘇澳沖で行われた統合演習に参加した軍艦(共同) 13日、台湾北東部・蘇澳沖で行われた統合演習に参加した軍艦(共同)

 【台北=田中靖人】台湾の蔡英文政権は、中国が軍事的な「心理戦」と「世論戦」で圧力を強めていることで対応に腐心している。国防部(国防省に相当)は20日、中国が18日の「実弾演習」から3日連続で爆撃機を台湾周辺に飛行させたことを受け、24時間態勢の「領空侵犯対処」を強調する動画を公開。外遊中の蔡総統も中国側の「情報操作」を「簡単に信じないで」と呼びかけた。

 中国は18~20日、空軍の轟(H)6K爆撃機2機などを宮古海峡から西太平洋、バシー海峡を経て台湾を「周回」する経路で飛行させた。台湾紙は、19日には台湾南東の防空識別圏(ADIZ)に2時間にわたり進入し再三の警告を無視したと報じたが、国防部は確認を避けた。国防部は、中国国営中央テレビが報じた、陸軍の攻撃ヘリが18日に実施した海上射撃訓練とする映像も「新旧の映像を編集した可能性がある」(報道官)としている。

 台湾の研究者は、南シナ海で観艦式をした海軍に続き、陸、空軍も「武力展示」をしたとして、今後はロケット軍が弾道ミサイルの発射で台湾を威嚇するかが焦点だと指摘。台湾紙は、空母「遼寧」を中心とする艦隊の帰投経路にも注目している。

関連ニュース

「ニュース」のランキング