PR

ニュース 国際

米陸軍、最新型アパッチ攻撃ヘリの調達中止 ローターヘッド部品に「深刻な問題」

陸上自衛隊のAH64対戦車ヘリコプター=1月12日午後、千葉県の習志野演習場(酒巻俊介撮影)
Messenger

 【ワシントン=黒瀬悦成】米軍事情報誌「ディフェンス・ニュース」(電子版)は19日、米陸軍が制式採用している最新型攻撃ヘリAH64E「アパッチ・ガーディアン」について、「安全性に死活的に重要な部品の耐久性に信頼を持てない」として製造元のボーイング社からの調達を中止したと報じた。

 米陸軍高官が同誌に明らかにしたところでは、問題の部品はヘリの羽根(ブレード)をローターヘッドに固定するのに使う「ストラップ・パック・ナット」で、沿岸域や悪天候下での飛行や過激な操縦で急激に損耗し、飛行中のヘリの安全に深刻な影響を与えることが判明した。

 このため陸軍は今年3月ボーイング社に対し、問題の部品が改良されない限り、同社からAH64Eを一切受領しないと通告した。一方で、同社と陸軍はこの半年、共同で部品の改善に取り組み、今年の夏には改良部品を提供できる見通しになったとしている。

 同誌によると米陸軍は現在、653機のAH64Eを保有。台湾や韓国などにも供与している。また、米陸軍ではAH64Eが導入された2013年以降、5件の大規模事故があり、今月も南部ケンタッキー州フォート・キャンベルでの墜落事故で乗員2人が死亡した。

 一方、陸上自衛隊はAH64Eの前身であるAH64D「アパッチ・ロングボウ」を運用。今年2月には1機が佐賀県で墜落事故を起こし、ローター関連部品の欠陥が原因との指摘も出ているが、米国での問題との関連は明らかでない。

関連ニュース

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ