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【シリア攻撃】繰り返される化学兵器攻撃 アサド政権が秘匿の証言も

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【シリア攻撃】
繰り返される化学兵器攻撃 アサド政権が秘匿の証言も

7日、シリア・東グータ地区での化学兵器によるとみられる攻撃後、治療を受ける子供ら(ゲッティ=共同) 7日、シリア・東グータ地区での化学兵器によるとみられる攻撃後、治療を受ける子供ら(ゲッティ=共同)

 シリア内戦で繰り返される化学兵器攻撃。化学兵器禁止機関(OPCW)は2016年1月にシリアの化学兵器廃棄の完了を宣言したが、同年後半から17年春の間だけで計45回の化学兵器使用の報告を受けた。国際条約が禁止しているにもかかわらず、極めて安直に使われているのが現状だ。

 背景にあるのは「製造しやすく発見されにくい」(専門家)という化学兵器の特性だ。過激派組織「イスラム国」(IS)による使用も確認されているほか、OPCWの査察前にアサド政権が一部を隠したとの証言も出ている。

 OPCWが廃棄を確認したのはサリンやVXなどと、これらが生成される前段階の化学物質計約1300トンとされる。ただ、確認対象は政権の事前申告分に限られた。

 英紙デーリー・テレグラフは昨年4月、政権から離反した化学兵器研究責任者の元軍高官の証言として、政権はOPCWの査察前に一部の化学兵器をロシア軍基地がある西部タルトス周辺などに移したと伝えた。(共同)

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