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中国、南シナ海で「史上最大」観艦式 台湾海峡でも軍事演習へ

南シナ海で行われた観艦式に出席した中国の習近平国家主席(左)=12日(新華社=共同)
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 【北京=藤本欣也、台北=田中靖人】中国の習近平国家主席(共産党中央軍事委員会主席)は12日、同国が軍事拠点化を進める南シナ海で、初の空母「遼寧」が参加した「中国史上最大規模」の観艦式を行った。18日には台湾海峡で軍事演習を実施する。南シナ海での「航行の自由」作戦で中国に対抗し、台湾にも接近するトランプ米政権を強く牽制(けんせい)する狙いがある。

 観艦式の場所は海南省三亜沖とみられる。遼寧を含む48隻の艦艇や76機の航空機、約1万人の将兵が参加。習氏は演説で「世界一流の海軍を建設」し「断固として国益を守る」よう求めた。遼寧の艦載機が発艦するもようも観閲した。

 習氏は10日、同省博鰲(ボアオ)で開かれた「博鰲アジアフォーラム」で演説し、保護主義に反対する中国の開放政策をアピールしたばかり。この日は一転して軍事的に威圧する姿勢を示した。

 一方、中国福建省の海事当局は12日、人民解放軍が台湾海峡で18日に実弾射撃演習を行うため、同海峡の一部を航行禁止にすることを明らかにした。場所は台湾が実効支配する金門島に近い福建省泉州市の沿岸部。台湾の国防部(国防省に相当)は12日、「毎年定例の火砲の射撃訓練とみられる」と発表した。

 台湾をめぐっては米国で3月、高官の相互訪問を促す「台湾旅行法」が成立。トランプ政権との関係緊密化に動く台湾の蔡英文政権に対し、今後、習政権が軍事的圧力などを強めていく可能性がある。

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