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【シリア情勢】アサド政権はなぜ化学兵器を使うのか ロシアを隠れ蓑、欧米の怒りを軽視? 反体制派へ恐怖植え付けか

シリア・東グータ地区ドゥーマでの化学兵器とみられる攻撃後、人工呼吸器を口に当てる子供。シリアで人命救助活動に当たる民間団体が8日公表した(AP)
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 【イスタンブール=佐藤貴生】シリアのアサド政権が化学兵器を使用したとして、国際社会の非難が強まっている。政権側による化学兵器の使用疑惑は過去に何度も浮上したが、政権の中枢機能に打撃を与えるような攻撃は行われていない。仮に今回、アサド政権が化学兵器を使ったとすれば、こうした過去の経緯からみてトランプ米政権などが強硬な反応をするとは考えていない可能性がある。

 ロイター通信によると、国連は昨年9月、アサド政権側の化学兵器使用は2011年の内戦発生以降、少なくとも27回に上るとする報告書を出した。

 多数の化学兵器使用が疑われるにもかかわらず、本格的な軍事攻撃を受けたケースは少ない。トランプ政権は1年前、アサド政権側が北西部イドリブで化学兵器を使ったと断定し、中部の空軍基地を巡航ミサイルで攻撃したが、このときもピンポイントの攻撃が短時間行われただけだった。

 今回、化学兵器の使用疑惑が浮上した首都ダマスカス近郊の東グータ地区では、他の反体制派が退去する中、武装組織「イスラム軍」が最後まで残って戦闘を続けてきた。また、北西部イドリブには撤退交渉に応じ、国内各地からやってきた反体制武装勢力が割拠しており、政権側がさらに大規模な攻撃を仕掛けるとの見方が強い。

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