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【湯浅博の世界読解】政権基盤が弱くなると外交力は失墜…腹黒い独裁政権に付け込まれるな

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 これらの独裁政権を相手に、トランプ米大統領は帽子からウサギを出すような手品ができるのか。それが可能なのは、大統領補佐官と国務長官が率いる外交官たちが、事前に小道具を用意したときだけに限る。

 ただ、トランプ外交は予測不能なだけに、中露北の独裁トリオは先読みを攪乱(かくらん)されるだろう。補佐官に就任するボルトン氏は、「悪魔の化身」と揶揄(やゆ)され、北への先制攻撃を繰り返し提言していた。国務長官に指名されたポンペオ氏は、政府高官としての経験は1年あまり務めた中央情報局(CIA)長官しかなく、金委員長の意思と能力を切り離すよう斬首作戦を示唆していた。

 彼らの存在が圧力となって、金委員長を中国に駆け込ませたのだろう。怪しげだが平和攻勢に転じたきっかけになったのは事実である。

 ところが、トランプ政権には外交手品の小道具をおぜん立てする交渉担当者がいない。ポンペオ氏の上院公聴会での承認は4月中旬になる。北と接触を続けてきたユン北朝鮮担当特別代表は3月2日に辞任し、駐韓大使は政権発足以来、空席のままだ。

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