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【朝鮮半島 私はこうみる】「中国は対北攻撃を絶対に座視しない」 中国・天津外国語大 朝鮮半島研究センター主任・姜龍範氏

姜龍範氏
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 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が中国を電撃的に訪問した。国際社会の強力な経済制裁に加え、米国に攻撃されるかもしれないという危機感が背景にある。

 金氏としてはトランプ米大統領に首脳会談を求める大胆なカードを切ったのにトランプ氏がいとも簡単に受諾したのは予想外だった。取引を成功させるには何を手土産にしたらいいか。リビアのカダフィ大佐の例を見ても、核を先に差し出すのは非常に危険だ。しかし米国が求めているのはまさにそれである。

 大胆な決断をしたのに、かえってリスクを抱えることになった金氏が目を付けたのが中国だった。

 米中両国は貿易、台湾、南シナ海問題で全面対決の様相を呈している。「今、腰を低くして中国に歩み寄れば、将来の保険を手に入れることができる」。そう考えたのだろう。

 米朝首脳会談が失敗に終わっても、中国という強い後ろ盾を得た北朝鮮が守勢に立たされることはない。

 中国としても米国を牽制(けんせい)するカードを手にできる。中国はこれまで対米関係を重視し制裁に協力してきたのに、米国の対中敵視政策は変わらなかった。もはや強力な制裁を北朝鮮に加えようとはしないだろう。国際社会の対北協力態勢はたがが緩むことになる。

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