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アイルランド、5月に中絶禁止の是非問う国民投票 カトリックの国に変化は?

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アイルランド、5月に中絶禁止の是非問う国民投票 カトリックの国に変化は?

 【ロンドン=岡部伸】アイルランド政府は28日、人工妊娠中絶を禁じる憲法条項の撤廃の是非を問う国民投票を5月25日に行うと発表した。同国メディアが伝えた。現地紙の世論調査では、撤廃賛成が56%で反対の29%を上回っており、今後、論争が激化しそうだ。

 アイルランドは、国民の85%が中絶に否定的なキリスト教でも厳格なカトリック教徒。1983年の憲法改正で中絶禁止が明記された。2013年には、母体に生命の危険がある場合などに限り中絶が認められたが、性犯罪被害者や胎児に致死性の異常がある場合でも中絶が禁じられ、毎年数千人のアイルランド人女性が英国に渡って中絶手術を受けているとされる。

 しかし近年は保守的な気風が変化。1995年に憲法の離婚禁止条項削除が小差で決まり、2015年の国民投票では同性婚合法化に6割が賛成した。

 バラッカー首相は「中絶に関する規制を緩和する必要がある」と述べており、撤廃賛成を推進するとみられる。

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