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【元スパイ襲撃】自宅に神経剤仕込む? 表玄関ドアから最も高濃度の痕跡

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死亡したセルゲイ・スクリパリ氏(ロイター)
死亡したセルゲイ・スクリパリ氏(ロイター)

 【ロンドン=岡部伸】英南部ソールズベリーでロシア連邦軍参謀本部情報総局(GRU)のセルゲイ・スクリパリ元大佐(66)と長女のユリアさん(33)が神経剤で襲撃され、重体となった事件で、ロンドン警視庁は28日、元大佐の自宅表玄関のドアから「これまでで最も高濃度の神経剤の痕跡」が検出されたと発表。2人が表玄関のドアで最初に神経剤と接触した可能性があると明らかにした。

 長女は2014年まで英国で父と同居していたが、モスクワに戻り会社員として働いていた。2週間の休暇を取り事件前日の今月3日に飛行機で英国に到着しており、ロンドン警視庁のテロ捜査対策班では3日から4日朝に元大佐の自宅を何者かが訪れ、表玄関から旧ソ連が開発した軍用神経剤「ノビチョク」を仕込ませたとの見方を強め、不審者の割り出しを急いでいる。またテロ捜査対策班は、「今後も元大佐の自宅の捜査を継続するが、近所住民に危害が及ぶ可能性は低い」と述べた。

 2人は4日午後、ソールズベリーのショッピングセンターのイタリアンレストランとパブを訪れた後、近くのベンチで意識不明の重体となった。テロ捜査対策班は、「数週間にわたり調べてきたショッピングセンターなど他の場所からも神経剤の痕跡が検出されたが、自宅から検出されたものの濃度が最も濃かった」と述べ、2人が長時間にわたりノビチョクを吸引し、時間をかけてノビチョクが体内に取り込まれたとみている。

 神経剤の成分は元大佐の乗用車や立ち寄った2つの飲食店からも見つかっており、ノビチョクに接触した可能性のある人は130人以上に上るとみられている。

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