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中国軍の動向発表の中止を撤回? 台湾、中国軍活発化を受け方針転換

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 【台北=田中靖人】台湾の国防部(国防省に相当)は26日、中国軍のスホイ30戦闘機や轟(H)6爆撃機など多数機がバシー海峡を通過して西太平洋に進出した後、同じ航路で基地に戻ったと発表した。台湾は昨年12月、中国軍の動向発表を中止すると宣言し、内外から批判されていた。国防部長(国防相)が2月末に交代、中国軍が再び動向を活発化させたのを機に方針を修正したとみられる。

 中国空軍は25日、空軍機が南シナ海と西太平洋に同時に進出し、実戦訓練と空中警戒待機を実施したと発表していた。実施は23日とみられる。台湾の国防部によると、中国の空母「遼寧」の艦隊は21日、台湾海峡を通過して南シナ海に進出しており、近く海空軍一体で演習を行う可能性がある。特に、南シナ海では、海上目標への「精密打撃能力」を有するというロシア製の新型戦闘機スホイ35の参加を強調しており、「航行の自由」作戦を行う米艦艇を強く牽制(けんせい)した形だ。

 台湾では昨年12月、馮世寛国防部長(当時)が「心理戦に付き合わない」ことなどを理由に「特殊な状況」を除き動向発表をやめると宣言。直後に蔡英文総統が「適時適切な情報開示」を指示するなど、政軍関係で足並みの乱れを見せていた。

 2月末、総統の諮問機関「国家安全会議」の秘書長だった厳徳発氏が国防部長に就任したことで、日本や米国への影響にも配慮し、方針を元に戻した可能性が高い。

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