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【激動・朝鮮半島】北朝鮮メディアが迷走、報道に一貫性なし トランプ氏の対応読みあぐね?

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【激動・朝鮮半島】
北朝鮮メディアが迷走、報道に一貫性なし トランプ氏の対応読みあぐね?

9日、韓国のソウル駅で米朝首脳会談のニュースを伝えるテレビ映像(AP) 9日、韓国のソウル駅で米朝首脳会談のニュースを伝えるテレビ映像(AP)

 北朝鮮メディアは12日午後現在も金正恩朝鮮労働党委員長が米朝首脳会談を要請し、トランプ大統領が受諾した事実を公式には報じていない。ただ、間接的に言及したり、首脳会談を論じた日本発の記事が突如、削除されたりする動きが見られる。金委員長が1月に韓国との対話の用意を表明して以来、文在寅政権への非難を自制してきたのと比べ、一貫性が見られず、即座に会談に応じたトランプ氏の対応を読みあぐねている可能性がある。

 韓国向け宣伝サイト「わが民族同士」は12日、米国などが、北朝鮮の米朝対話の意思表明は「制裁の明確な効果だ」と「苦しい弁明」で「世論をミスリードしている」と非難する記事を掲載し、米朝首脳会談に間接的に言及。制裁効果との主張は「わが軍と人民の報復意志を一層爆発させるだけだ」と強調した。金委員長が会談を要請したことや非核化意思を示したことには一切、触れていない。

 北朝鮮の主張を代弁してきた在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の機関紙、朝鮮新報は10日、「日程に浮上した朝米首脳会談、戦争騒動の終息と平和談判の開始」と題した記事を掲載。「トランプ氏は核保有国の(北)朝鮮との対話以外に選択の余地がなかった」と主張した。だが、この記事は翌日には削除された。韓国統一省報道官は12日、「北なりに立場を整理する時間も必要で、慎重な反応を示しているのではないかと考える」と述べた。(ソウル 桜井紀雄)

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