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東南アジア構造改革と地域統合にOECDの力を OECD政府代表部参事官 安部憲明氏

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 他方、OECD側は、長引く東南アジアの不在に危機感を募らせる。国際経済に占める加盟国の割合は逓減の一途であり、グローバル・ガバナンスにおける影響力を高めるべく、新興国への関与に必死である。特に「世界の成長センター」である東南アジアは、対外戦略上の優先地域だ。

 ここに来てASEANのいくつかの国は「中所得国の罠」に危うく足を掛けつつある。成長の配当は広く行き渡らず、格差も深刻だ。高齢化が始まり、急激なグローバル化やデジタル化の中、高い競争力を持続するのは容易ではない。

 現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」を通じて国際市場への浸潤を図る中国の影もちらつく。ただし、中国は企業の海外展開など分野によっては、OECDを「新常態」移行の知恵袋とたのみ、そこに蓄積された政策技術や各種基準の受容に熱心な面もある。

 中国の規範意識を高めて、国際経済への統合を国際ルールと融合的に進めるためにも、東南アジア地域での質の高い国際基準の普及と確立は急務である。

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