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【紅い脅威・AI軍事革命】(上)近未来戦争を担う人材育成 無人兵器世界一狙う中国

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 中国の北京に「八一大楼」と呼ばれる巨大な建物がある。8月1日の人民解放軍創建記念日の名を冠した国防部の施設で、軍の中枢である共産党中央軍事委員会の本部が入っているため、中国のペンタゴン(米国防総省の本庁舎)と呼ばれることもある。

 昨年7月19日、そこで国防科技大の学部の一つに相当する知能科学学院の設立式典が行われた。AI(人工知能)技術の軍事利用を専門とする軍直属の研究、教育機関で「新武器を開発し、近未来戦争を担う人材を育成する」のが目的だ。

 翌20日、中央軍事委員会主席を兼務する習近平国家主席は、国防科技大の政治委員、劉念光中将らと会見し「素質の高い軍事人材を育成し、自らの力で新しい技術を作り出す高みを目指せ」と訓話した。

 その3カ月後の10月18日、北京の人民大会堂で行われた第19回共産党大会の開幕式。習氏は読み上げた政治報告で、中国軍を世界一流の軍隊にするために「軍事知能の発展を早急に取り込まなければならない」と強調した。軍事知能とは「AIの軍事利用」のことを指す。発言は中国軍で最高指示として受け止められ、各部門でAIに関する研究が本格化された。

 AIの軍事利用を研究しているのは、国防科技大だけではなく、軍事科学院、国防大学、中国科学院など多くの組織や団体がある。「党中央が重視しているため、AI関連の研究はいま、もっとも予算が取れやすい」とある研究者が語った。

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