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【北朝鮮情勢】
「米への核攻撃準備を全て整えた」北機関紙が威嚇

2月12日、韓国から帰還した北朝鮮の金与正朝鮮労働党第1副部長(右から2人目)ら高官代表団と記念写真に納まる金正恩党委員長(中央)。労働新聞が13日掲載した。金一族の家庭生活は謎に包まれている(コリアメディア提供・共同) 2月12日、韓国から帰還した北朝鮮の金与正朝鮮労働党第1副部長(右から2人目)ら高官代表団と記念写真に納まる金正恩党委員長(中央)。労働新聞が13日掲載した。金一族の家庭生活は謎に包まれている(コリアメディア提供・共同)

 【江陵=桜井紀雄】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は23日、論説で「核弾頭と弾道ミサイルを実戦配備する事業に拍車を掛けている」とした上で、米国に対し、「任意の時刻、任意の空間から最も致命的な核攻撃を加えられる準備を全て整えた」と威嚇した。

 いかなる制裁や挑発も「われわれの核保有国の地位を絶対崩せない」とし、「わが国に核放棄を望むのは、海水が干上がるのを待つより愚かな行為だ」と強調。米国などに、核を持つ北朝鮮との共存が「賢明な選択だ」と迫った。

 平昌五輪の閉会式に合わせ、金正恩党委員長の側近の金英哲党副委員長らが25日から訪韓予定だが、韓国との非核化協議は取り合わないと予告した形だ。

 対話の前提として核放棄を求める立場を崩していないトランプ米政権を牽制(けんせい)する狙いもありそうだ。五輪開会式に出席した金委員長の妹、金与正氏とペンス米副大統領の会談も一時設定されたが、ペンス氏の強硬な態度を見て北朝鮮側が直前に拒否したとされる。

 論説は、水爆を米本土を狙う大陸間弾道ミサイル(ICBM)に「搭載できるようにすることにも成功した」と主張した。

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