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【湯浅博の世界読解】中国共産党は翌年に創立100年 2020年東京五輪 チャイナパワー誇示か

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【湯浅博の世界読解】
中国共産党は翌年に創立100年 2020年東京五輪 チャイナパワー誇示か

習近平総書記を拍手で迎える第19回中国共産党大会の代表ら=2017年10月25日、北京の人民大会堂(新華社=共同) 習近平総書記を拍手で迎える第19回中国共産党大会の代表ら=2017年10月25日、北京の人民大会堂(新華社=共同)

 平昌五輪は北朝鮮による核・ミサイル危機の中にありながら、日本勢の活躍の報せが心地よい。それだけに、2020年の東京五輪・パラリンピックは、どんな国際情勢の下で行われるのだろうと、いらぬ心配をしている。

 前回1964年10月の東京五輪のように、世界の目が国際イベントに注がれているときは、得てして衝撃的な事件が起きるものだ。大会期間中に、共産圏のソ連でフルシチョフ首相が突然解任され、続いて毛沢東率いる中国が初の核実験を強行した。

 その経験則から2020年という年に、隣の大陸で何かが起こるのではないかという妙な胸騒ぎがする。この年、かの国は第13次5カ年計画の最終年にあたり、計画通りなら中国が世界最大の消費市場であり、かつ国内総生産(GDP)は世界の5分の1を占めることになる。

 何より20年は、習近平国家主席が昨年の第19回中国共産党大会で「1つ目の100年奮闘目標」達成年として掲げた中国共産党創立100年にあたる21年の前年で、目標達成を締めくくる勝負の年なのだ。

 しかし同時に、経済格差の方は隠しようもなく、年金など社会保障への手当てが間に合わないまま一部では不満も爆発しかねない。習政権はこれを巧みに外にそらさなければならなくなるだろう。

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