産経ニュース

ニュース 国際

記事詳細

更新


王岐山氏後ろ盾の海航集団が経営難 習近平指導部のアキレス腱に

王岐山氏が後ろ盾とされる「海航集団」が上海に建設した拠点ビル(河崎真澄撮影) 王岐山氏が後ろ盾とされる「海航集団」が上海に建設した拠点ビル(河崎真澄撮影)

 【上海=河崎真澄】中国の海南航空を傘下に持つ海航集団が、米ホテルチェーン買収など大がかりな投資で負債が膨張し、経営難に陥っている。同社の“後ろ盾”には、習近平国家主席の腹心である王岐山・前共産党中央規律検査委員会書記の名が取り沙汰されてきた。反腐敗をテコに権力闘争を繰り広げた習指導部への対抗勢力にとり、格好の攻撃材料になりそうだ。

 海航集団は1993年に海南省で設立された海南航空から急成長した複合企業で、米ヒルトンやドイツ銀行など欧米企業の株式を相次ぎ取得した。だが、買収資金の大半は銀行などからの借り入れで、昨年6月末の段階で負債総額は7179億元(約12兆円)に達している。

 一方、昨年12月にニュージーランド当局が、「海航集団の株主に関する情報が不透明だ」として、同国の金融会社買収を認めなかった。また、米格付け大手スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は今月、投機的水準だった同社の格付けをさらに引き下げた。

 こうした中で同社は、香港の旧啓徳空港跡地の用地売却や、ドイツ銀行株の一部放出などで、負債返済資金の確保に走っている。

続きを読む

このニュースの写真

  • 王岐山氏後ろ盾の海航集団が経営難 習近平指導部のアキレス腱に

「ニュース」のランキング