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コソボ独立宣言10年も描けぬ展望 人口1割脱出、若者のシリア渡航問題化、経済発展進まず失業率30%

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コソボ独立宣言10年も描けぬ展望 人口1割脱出、若者のシリア渡航問題化、経済発展進まず失業率30%

独立宣言10年を控えたプリシュティナ中心部の通り。記念の横断幕が幾重にも掲げられている 独立宣言10年を控えたプリシュティナ中心部の通り。記念の横断幕が幾重にも掲げられている

 バルカン半島のコソボがセルビアから独立を宣言して17日で10年を迎える。イスラム教徒主体のコソボでは近年、シリアなどに渡って過激派に参加する若者が問題化。欧米とも通じる現象だが、背景には経済・社会の発展が思うように進まない状況が横たわり、国際的な地位確立を目指す小さな国が大国に翻弄される姿も浮かび上がる。(プリシュティナ 宮下日出男)

「失意にある人はだまされやすい」

 首都プリシュティナから北へ車で約1時間。北部の主要都市ミトロビツァ郊外の山間に古い公共住宅が並ぶ最貧困地区の一つで、無職のジェラル・スマイリさん(55)が疲れ切った表情をみせた。

 「人生で最悪の日だった…」。昨年4月22日、息子のドゥーシュさんがシリアで死亡した知らせを受けた。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)に加わり攻撃された。現地で結婚した妻も一緒。妊娠9カ月だった。

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