産経ニュース

ガンジー没後70年 くすぶる暗殺者崇拝 非暴力「消えつつある」

ニュース 国際

記事詳細

更新


ガンジー没後70年 くすぶる暗殺者崇拝 非暴力「消えつつある」

インド西部ムンバイの自宅で、マハトマ・ガンジーについて語るひ孫で評論家のトゥシャール・ガンジーさん(森浩撮影) インド西部ムンバイの自宅で、マハトマ・ガンジーについて語るひ孫で評論家のトゥシャール・ガンジーさん(森浩撮影)

 ひとつの動きは暗殺者崇拝だ。昨年11月、インド中部マディヤプラデシュ州で、あるヒンズー教寺院の建立計画が持ち上がった。ガンジーを射殺したナトゥラム・ゴードセーをまつる施設だ。

 最終的に寺院は州当局によって開設を認められなかったが、主導したヒンズー至上主義団体「全インドヒンズー連盟」のプラカシュ・コシク代表は、取材に「ガンジーはイスラム教徒に譲歩し続けた。そのことがパキスタンの分離独立を招いた」とし、「ガンジーは非暴力を説くことでヒンズー教徒を弱体化させたかった」とまで言い切った。

 ゴードセーの弟の孫に当たるアジンキャ・ゴードセーさん(49)は、西部プネでオフィスを改装し、ゴードセーの資料館を立ち上げている。「インターネットによる影響なのかもしれないが、ナトゥラムを支持する人は確実に増えている」と語る。

 ゴードセーは、カースト最高位のバラモンの家系に生まれた敬虔(けいけん)なヒンズー教徒で、ヒンズー至上主義団体「民族義勇団」(RSS)に所属していた。RSSは現在の国政与党インド人民党(BJP)の支持母体で、モディ首相も青年期に入団していた。

続きを読む

関連ニュース

「ニュース」のランキング