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【イラン反政府デモから1カ月】各地のシーア派勢力支援、「革命輸出」で本土防衛

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【イラン反政府デモから1カ月】
各地のシーア派勢力支援、「革命輸出」で本土防衛

 イランは昨年、隣国イラクとシリアでイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の掃討に力を発揮し、両国に強固な足場を築いた。イラクとシリアの先は、シーア派組織ヒズボラがあるレバノン。「シーア派の弧」などと呼ばれるこの一帯で、武器や資金、兵力が容易に移動できる利益を手にした形だ。

 イランはさらに、スンニ派大国サウジアラビアの周辺でも影響力を強めている。同国の“裏庭”であるイエメンではシーア派系武装組織「フーシ派」を支援。サウジの首都リヤドの国際空港などに昨年末、ミサイルを撃ち込んだのも同派との見方が有力だ。

 欧米メディアによると、イランはシリアの内戦発生以来、アサド政権支援に数十億ドルを拠出し、現在も2千人の軍事顧問と2万人の民兵を配置。ヒズボラには年8億ドル、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスには年7千万ドルを投じて支えているとの観測もある。

 1979年にイランで起きたイスラム革命は周辺国に衝撃を与え、湾岸6カ国が81年に湾岸協力会議(GCC)を設立する一因となった。しかし、昨年6月にはサウジがカタールと断交するなど、加盟国間の対立が表面化。イランはその後、カタールに食料を送って支援するなどして接近している。

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