産経ニュース

ニュース 国際

記事詳細

更新


台湾、対北制裁対象の船舶2隻の入港拒否 立ち入り検査も

19日、台湾当局が立ち入り検査を行った「ビリオンズ88号」。船名は変更されている(海岸巡防署提供) 19日、台湾当局が立ち入り検査を行った「ビリオンズ88号」。船名は変更されている(海岸巡防署提供)

 【台北=田中靖人】台湾の海岸巡防署(海上保安庁に相当)は20日、国連安全保障理事会が北朝鮮への制裁で加盟国への入港禁止対象に指定した船舶「ビリオンズ18号」など2隻が19日、南部・高雄港への入港を求めたため拒否したと発表した。

 19日夕には、うち1隻で石油精製品密輸に関与した疑いがある「ビリオンズ88号」に立ち入り検査を実施したが、制裁対象の積み荷は発見できなかった。18号への検査は、夜間であることや波の状態を考慮し行わなかった。2隻は20日午前現在、台湾本島南部沖を西南方向に航行中という。

 台湾は国連に加盟していないが、9日に2隻を入港禁止とし、12日には2隻が所属する企業「ビリオンズ・バンカー・グループ」など4社を金融制裁対象に指定。同企業の設立者で、韓国が昨年12月に抑留を発表した船舶を手配した高雄の遠洋漁業会社の責任者を取り調べている。

「ニュース」のランキング