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【宮家邦彦のWorld Watch】「トランプ氏の資質に新事実は無い」「外交安保チームは路線闘争の蚊帳の外」…米政権の内情描く暴露本は必読

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【宮家邦彦のWorld Watch】
「トランプ氏の資質に新事実は無い」「外交安保チームは路線闘争の蚊帳の外」…米政権の内情描く暴露本は必読

英リバプールの書店に並べられたトランプ政権暴露本「炎と怒り」=11日(ロイター) 英リバプールの書店に並べられたトランプ政権暴露本「炎と怒り」=11日(ロイター)

 トランプ政権の内幕を詳細に描いた暴露本「炎と怒り」をようやく読み終えた。米書店では売り切れ続出、知人が帰国直前空港の売店で手に入れた最後の本をお土産に頂いたのだ。英文300ページの大部だが、頑張って2日で読破した。友人に自慢したら、彼は既に電子版を読了。なるほどベストセラーでもネット上に「売り切れ」はないのだ。日本で同書は「トランプ氏の大統領としての資質を疑問視する側近らの発言が盛り込まれており、政権が非難していた」と報じられたが、筆者の読後感はちょっと違う。

●トランプ氏の資質について新たな事実はない

 トランプ氏が大統領の器でないという噂は一昨年の大統領選挙中からあった。当時米国の友人は誇大性・賛美を求める欲求・特権意識が強く、自己を最重視し、業績を誇張し不相応の称賛を求める「NPD(自己愛性パーソナリティー障害)」なる米精神医学用語でトランプ氏の直情・直感的傾向を指摘していた。まさにその通りではないか。

 また、同書はトランプ氏が「人の話を聞かず、文書を読まず、最後に聞いた話を対外的にしゃべる」と書いたが、その種の経営者・政治家は日本にも大勢いる。トランプ氏だけを不適任と断罪するのは不公平であろう。

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