産経ニュース

ニュース 国際

記事詳細

更新


中仏、一帯一路で協力 首脳会談 習氏「保護主義に反対」

9日、北京で開かれた記者会見で握手をするマクロン仏大統領(左)と中国の習近平国家主席(ロイター) 9日、北京で開かれた記者会見で握手をするマクロン仏大統領(左)と中国の習近平国家主席(ロイター)

 【北京=西見由章】中国を初めて公式訪問しているフランスのマクロン大統領は9日、北京の人民大会堂で習近平国家主席と首脳会談を行った。双方は全面的戦略パートナーシップを推進し、中国が提唱する現代版シルクロード構想「一帯一路」の枠組みの下で協力を強めることで一致した。国営新華社通信が伝えた。

 習氏は会談で、両国が国連安全保障理事会の常任理事国で重要な国際影響力がある大国だとした上で「ともに責任を果たし全方面で国際協力を強め、あらゆる保護主義に反対しなければならない」と強調。北朝鮮の核・ミサイル問題を念頭に「対話による紛争解決を堅持すべきだ」と述べた。

 一方、マクロン氏は「両国は気候変動などの重大な問題について良好な協力を推し進めた」とし、パリ協定からの離脱を表明したトランプ米政権を牽制(けんせい)した。

 マクロン氏は首脳会談に先立つ北京での講演では「市場参入の現状は不均衡で満足できない」と述べ、中国との貿易不均衡が解決されなければ保護主義を招くと警告した。ロイター通信が報じた。

 フランスの対中貿易赤字は年300億ユーロ(約4兆円)に達し、マクロン氏は赤字解消に向けて一層の市場開放を習氏に求めたとみられる。マクロン氏はビジネス関連会合で、中国の市場開放と引き換えにフランスへの投資を開放する考えを示し、「責任ある対応がなされなければ双方は(市場を)閉じてしまうだろう」と指摘した。

「ニュース」のランキング