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ベネズエラで薬不足深刻 疫病まん延で命の危機

ベネズエラの首都カラカスで、薬不足のため棚が空となっているビクトル・ロドリゲスさん(右)の薬局=2017年12月(共同) ベネズエラの首都カラカスで、薬不足のため棚が空となっているビクトル・ロドリゲスさん(右)の薬局=2017年12月(共同)

 南米ベネズエラで医薬品不足が深刻化している。社会主義的な政策を取る反米左翼マドゥロ政権は薬や原料の輸入を管理し、補助金で価格を安く抑えてきた。しかし経済情勢の悪化で深刻な財政危機に陥り、もはや維持が困難に。予防や治療が可能な疫病の蔓延(まんえん)も報告され、国民の命が危機にさらされている。

 首都カラカスの薬局。薬が載っているはずの棚はほぼ空だ。店主のビクトル・ロドリゲスさん(67)は「うちは1950年に開店した歴史のある薬局だが、今は抗生物質も高血圧や糖尿病の薬も何もない。2年ほど前から状況はひどくなった」と表情を曇らせる。

 首都在住のイサベル・サンボラノさん(75)は高血圧などの持病がある。20種類以上の薬の名前が書かれた処方箋を手に「薬局にはビタミン剤しかない。あっても値段が以前の倍になっているものもある」とこぼした。(共同)

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