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【フジモリ氏恩赦】恩赦の元ペルー大統領、フジモリ氏が退院 約12年間収監の警察施設には戻らない

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【フジモリ氏恩赦】
恩赦の元ペルー大統領、フジモリ氏が退院 約12年間収監の警察施設には戻らない

息子のケンジ氏(右)に付き添われ、病院を出るアルベルト・フジモリ元大統領=4日、ペルーのリマ(ロイター) 息子のケンジ氏(右)に付き添われ、病院を出るアルベルト・フジモリ元大統領=4日、ペルーのリマ(ロイター)

 【ロサンゼルス=住井亨介】在任中の人権侵害事件で刑に服し、ペルー政府から恩赦を受けたフジモリ元大統領(79)が4日夜、不整脈などのために入院していた首都リマ市内の病院を退院した。すでに自由の身となっており、約12年間収監されていた警察施設には戻らない。

 車いすに乗ったフジモリ氏は青いセーターにジャージー姿で、次男のケンジ議員とともに車に乗り、病院前に集まった報道陣に向けて笑顔で手を振ってみせた。

 フジモリ氏は昨年12月23日、体調不良を訴えて緊急入院。同24日にペルー政府が恩赦を与えていた。その3日前の21日に議会でクチンスキ大統領の罷免決議案が否決された際、仲間とともに棄権したケンジ氏とクチンスキ氏との間で、恩赦をめぐって裏取引があったとされている。

 フジモリ氏は1990年、日系人初の大統領に就任し、経済の立て直しや左翼ゲリラの撲滅に手腕を発揮した。96~97年の日本大使公邸人質事件では武力解決を指揮した。

 2000年に側近の汚職疑惑で日本に事実上亡命し、議会が罷免。05年に隣国チリに入国して拘束され、07年にペルー側に身柄を引き渡された。リマ郊外の警察施設に収監され、左翼ゲリラと間違えられた市民らが軍に殺害された事件などで10年に禁錮25年が確定、服役していた。

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