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半島有事シミュレーション 米の北攻撃、3月18日以降 「武力行使 条件整っている」

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半島有事シミュレーション 米の北攻撃、3月18日以降 「武力行使 条件整っている」

朝鮮半島の軍事力と有事で想定される状況 朝鮮半島の軍事力と有事で想定される状況

 限定空爆ない

 米国が対北朝鮮攻撃に踏み切る場合、さまざまなオプションが考えられる。

 米軍が昨年4月にシリアに実施したような限定空爆もその1つだが、香田、織田両氏は「あり得ない」と口をそろえる。

 北緯38度線の非武装地帯(DMZ)には北朝鮮が多連装ロケットなどを配備しており、こうした火砲を瞬時に無力化しなければソウルは「火の海」となる。弾道ミサイルや指揮命令系統の破壊も開戦初期の任務だ。圧倒的な航空戦力で北朝鮮を壊滅させる必要がある。

 その準備に約2カ月が必要だとみるのが織田氏だ。

 開戦直後に破壊する北朝鮮の弾道ミサイルや指揮命令系統は約600カ所。1カ所につき戦闘機4機の攻撃が必要として、米空母艦載機が出撃できる回数は1日150回。空母5隻でも必要な出撃回数2400回には届かない。韓国や日本に駐留する米空軍7個飛行隊に「20個飛行隊の増援が必要だ」と織田氏は語る。

 こうした分析は湾岸戦争など米軍が戦ってきた戦争の分析に基づく。

 出撃回数4倍

 香田氏は北朝鮮有事について中東での戦争とは様相が異なるとみている。

 「空軍力の集中はもちろんであるが、北朝鮮に海軍力はほとんどない。空母は通常、沖合200マイルから攻撃するが50マイルまで近づける。そうなると、空母艦載機が出撃できる回数は4倍になる優位性もある」

 湾岸戦争時はスペインとトルコが米戦略爆撃機の上空通過を認めず、米本土から約30時間かけて飛行しなければならなかった。北朝鮮周辺には在韓・在日米空軍基地があり、米空軍は米領グアムにも自由に使えるアンダーセン基地を持つ。

 香田氏は語る。

 「米国が武力行使する条件はもう整っている」

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