産経ニュース

ペルーのフジモリ元大統領への恩赦、年内発表も 罷免回避へ取引か 野党からの反発必至

ニュース 国際

記事詳細

更新


ペルーのフジモリ元大統領への恩赦、年内発表も 罷免回避へ取引か 野党からの反発必至

フジモリ元大統領への恩赦をめぐる関係 フジモリ元大統領への恩赦をめぐる関係

 【ロサンゼルス=住井亨介】在任中の人権侵害事件で服役しているペルーのフジモリ元大統領(79)をめぐり、恩赦が近く認められるとの見方が強まっている。21日に議会による罷免決議を免れたクチンスキ大統領が、恩赦を条件に議会で多数を占めるフジモリ派野党の一部と取引していたとされ、クリスマスイブの24日や大みそかに恩赦が発表されるとの観測も浮上している。

                   

 罷免決議案は、議会で過半数を占めるフジモリ派野党「フエルサ・ポプラル」が中心となって提出していた。当初罷免は確実とみられていたが、ふたを開ければ否決に終わった。フジモリ氏の次男、ケンジ議員ら10人が党の方針に逆らって棄権するなどした結果だった。

 恩赦を訴え続けるケンジ氏はクチンスキ氏に接近しており、これに呼応するようにクチンスキ氏も恩赦に繰り返し言及してきた。現地報道などによると、罷免回避のため野党側の切り崩しを図る政権側ではニエト国防相が交渉を持ちかける一方、恩赦につながるとしてフジモリ氏自身も議員10人に棄権を依頼したとされる。

 こうした一連の動きを裏付けるように、罷免決議案の審議があった21日、「フジモリ氏が政府に減刑申請した」「医師団が人道的恩赦を政府に勧告した」という報道が伝えられた。事情に詳しい現地ジャーナリストは「(政府側がフジモリ氏のいる施設に)医師団を派遣したのは、(クチンスキ氏が)恩赦判断するにあたって“お墨付き”を得るためではないか」とみる。

続きを読む

「ニュース」のランキング