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【矢板明夫の中国点描】経済テロ!北朝鮮の偽札急増も不思議な中国政府の反応

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【矢板明夫の中国点描】
経済テロ!北朝鮮の偽札急増も不思議な中国政府の反応

 韓国メディアなどによると、北朝鮮で人民元の偽札を製造しているのが、外貨稼ぎを統括する朝鮮労働党「39号室」の傘下にある平城(ピョンソン)市の造幣工場だという。製造された偽札は、毎日現金を扱う中国人銀行員でも時間をかけてチェックしないと分からないほど精巧だという。

 2012年に韓国で拘束された北朝鮮の女工作員が長年、北朝鮮で製造された偽札を中国に持ち込み、売りさばく仕事を担当していたと供述した。韓国紙によれば、この女工作員は遼寧省瀋陽市で民宿を営みながら、2000年ごろから数年間で100万ドル(約1億1千万円)相当の偽札を販売した。

 こうした偽札問屋的な役割を果たす北朝鮮の工作員は中国国内に大勢いるというが、彼らの主な顧客は「包工頭」と呼ばれる出稼ぎ労働者を集めて建設作業などを請け負う業者たちだ。包工頭たちは、全国各地から農民工を集め、工事終了後、偽札を交ぜて給料を支給する。まとまった現金に触れる機会が少ない農民工が最もだまされやすいという。こうした悪徳「包工頭」が逮捕されることはまれにあるが、氷山の一角にすぎない。

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