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【緊迫・南シナ海】中国、軍事拠点化へ着々 米機関分析 大型格納庫や地下施設が完成

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【緊迫・南シナ海】
中国、軍事拠点化へ着々 米機関分析 大型格納庫や地下施設が完成

CSISが公表した南シナ海スプラトリー諸島のファイアリクロス礁の衛星写真。中国が空軍、海軍基地の本格配備に向け29万平方メートルに及ぶインフラ整備を進めている(AP) CSISが公表した南シナ海スプラトリー諸島のファイアリクロス礁の衛星写真。中国が空軍、海軍基地の本格配備に向け29万平方メートルに及ぶインフラ整備を進めている(AP)

 【ワシントン=黒瀬悦成】米政策研究機関「戦略国際問題研究所」(CSIS)は14日、国際社会による南シナ海情勢への関心が薄れる中、中国が南シナ海の人工島を本格的な海軍・空軍基地として完成させるためのインフラ整備を着実に続けているとする、衛星写真に基づく分析結果を公表した。

 それによると、中国が南シナ海の人工島で今年完成させるか着工した、地下貯蔵庫や大型レーダーやセンサー群などの恒久施設の総面積は約29万平方メートル。

 今年最も建設作業が活発だったのはスプラトリー(中国名・南沙)諸島のファイアリクロス(中国名・永暑)礁で、滑走路横の大型格納庫や、弾薬の貯蔵用とみられる大規模な地下施設が完成。同礁ではまた、過去数カ月間に北部で高周波レーダー群とみられる施設が建設されたことが確認された。

 また、スービ(渚碧)礁ではレーダーや電子情報収集用の施設の整備が加速化。今年半ば以降、2つ目の「象のオリ」(円形ケージ型アンテナ)とみられる大型施設やレーダードームが設置されていた。

 一方、パラセル(西沙)諸島のウッディー(永興)島にある滑走路では11月中旬、電子偵察機能を持つ可能性があるY8輸送機が複数駐機しているのが確認されたとし、ウッディー島と同様の規模の大型格納庫があるスプラトリー諸島の航空基地にも同輸送機が配備される可能性があるとしている。

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