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【大韓航空機爆破テロ30年(2)完】金賢姫元工作員、日本文化にハマる2人の子供「お母さんみたいに日本語が上手なら…」  

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【大韓航空機爆破テロ30年(2)完】
金賢姫元工作員、日本文化にハマる2人の子供「お母さんみたいに日本語が上手なら…」  

2009年3月、韓国・釜山で、田口八重子さんの長男、飯塚耕一郎さんを抱きしめ涙を流す金賢姫元工作員(右)=早坂洋祐撮影 2009年3月、韓国・釜山で、田口八重子さんの長男、飯塚耕一郎さんを抱きしめ涙を流す金賢姫元工作員(右)=早坂洋祐撮影

 2人が幼い頃、日本語の本に掲載された耕一郎さんと抱き合う写真を見て、長女が「この人だあれ?」と聞いたことがある。今は別の韓国名で暮らしているが、長男は「お母さんの以前の名前は金賢姫だったの?」と口にしたこともある。だが、面と向かって事件について打ち明けたことはない。2人が成長すれば、「自然に話す機会」が来ると思っている。

 心残りは「韓国でまた会いましょう」という耕一郎さんとの約束を果たせずにいることだ。北朝鮮で田口さんが調理していたハンバーグを手作りしてあげる約束もしていた。自由に手紙を出せず、めぐみさんの両親とのやり取りも途絶えている。父親の滋さん(85)の体調が悪いことも「心配」でならない。

 「真実を知らせるために私は生きている」と感じてきた。田口さんやめぐみさんが帰国する日まで家族の助けになっていきたい-その思いが揺らぐことはない。(ソウル 桜井紀雄)

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