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【大韓航空機爆破テロ30年(2)完】金賢姫元工作員、日本文化にハマる2人の子供「お母さんみたいに日本語が上手なら…」  

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【大韓航空機爆破テロ30年(2)完】
金賢姫元工作員、日本文化にハマる2人の子供「お母さんみたいに日本語が上手なら…」  

2009年3月、韓国・釜山で、田口八重子さんの長男、飯塚耕一郎さんを抱きしめ涙を流す金賢姫元工作員(右)=早坂洋祐撮影 2009年3月、韓国・釜山で、田口八重子さんの長男、飯塚耕一郎さんを抱きしめ涙を流す金賢姫元工作員(右)=早坂洋祐撮影

 退路を断たれ、空港で毒入りのたばこをかんだが死ねず、韓国に連行された。取り調べで日本人と言い張っても矛盾は簡単に露呈する。何より韓国には「自由があり、大統領選挙まである」。「抑圧された南朝鮮人」との北朝鮮の説明は「全部嘘」だと突き付けられた。祖国への「信頼の基礎」が音を立てて崩れ去った。

 北朝鮮に残った家族が迫害されると悩んだが、「死んでも、真実を話すことが人間としてすべきこと」だと自供を決心した。

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 韓国で死刑判決を受けながら特赦され、家庭を持ったが、幸せは長続きしなかった。親北の盧武鉉政権(2003~08年)下で、大韓航空機爆破テロは韓国側のでっち上げ説が持ち上がった。政府の情報機関まで「再調査に応じろ」と求め、ソウルの自宅住所が流出、地方への転居を余儀なくされた。

 「精神的にも経済的にも本当につらい時期」。誰も助けてくれず、「野原で一人嵐を浴びる」ような孤独と闘った。子供がいたから耐えられた。だからこそ、北朝鮮が自殺したと主張する横田めぐみさんについても「かわいい子供を置いて自殺するというのは完全に嘘だ」と確信できる。

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