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【国際情勢分析】まるでミニ中国! カンボジアのフン・セン首相が「独裁」へ着々

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【国際情勢分析】
まるでミニ中国! カンボジアのフン・セン首相が「独裁」へ着々

11月11日、ASEAN関連首脳会議参加のためマニラに到着し、手を振るカンボジアのフン・セン首相(AP) 11月11日、ASEAN関連首脳会議参加のためマニラに到着し、手を振るカンボジアのフン・セン首相(AP)

 カンボジアで30年以上にわたって政治的実権を握っているフン・セン首相(66)が、与党の支持率が低迷する中、野党や批判的勢力への圧力を強めている。最大野党の党首を逮捕、解党を求める訴えを最高裁に起こしたほか、政権に批判的な新聞を廃刊に追い込んだ。強権的姿勢には内外から批判が高まっているが、フン・セン氏は意に介していない。強気の背景には関係を深めている中国の存在がある。(外信部編集委員 佐渡勝美)

 「解党されれば、君たちは政治的活動ができなくなる。今なら(与党)人民党は受け入れる用意がある」

 英字紙プノンペン・ポストによるとフン・セン氏は5日、最大野党カンボジア救国党の党員らに離党と自ら率いる人民党への合流を呼びかけた。救国党は、9月に党首のケム・ソカ氏が「外国勢力と結託して政権転覆を企て、国家を傷つけた」として国家反逆容疑で逮捕・起訴され、懲役5カ月の判決を受けた。

 党首が有罪になったことを受け、政党法に基づいてフン・セン政権は救国党の解党手続きを進めた。最高裁は16日から審理を始めるが、解党となる可能性が高い。

 救国党の幹部の多くは逮捕を恐れてすでに出国。一連の締め付けを「事実無根の政治的弾圧」と糾弾している。政権が強権的なのは、来年7月予定の総選挙で政権交代が現実味を帯びてきたことへの危機感があるからだ。

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