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タリバンの資金源、アフガンのアヘン生産急増 最大規模の9千トン 世界に拡散と国連が警鐘

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タリバンの資金源、アフガンのアヘン生産急増 最大規模の9千トン 世界に拡散と国連が警鐘

 国連薬物犯罪事務所(UNODC)とアフガニスタン麻薬対策当局は15日、政情不安が続き麻薬の世界的産地となっているアフガニスタンでの今年のアヘン生産量が、これまでで最大規模となる推計9千トンに達したとの報告書を発表した。昨年比87%の急増で、国際社会に早急な対応を促した。

 報告書によると、アヘンやヘロインの原料となるケシの栽培面積も昨年比63%増の32万8千ヘクタールとなり最大規模に。アフガンでの治安悪化を背景に、安価で高品質のヘロインが世界に拡散している形で、UNODCは警鐘を鳴らしている。

 ケシの栽培は、反政府勢力タリバンの活動が激しいヘルマンド州など、南部を中心に増加した。麻薬はタリバンの資金源とされる。

 ケシ栽培を根絶した州は昨年の13州から10州に減少。報告書は、アフガン政府が都市部での反政府勢力対策に重点を移したため、地方での反政府勢力の影響力が強まり、栽培拡大につながった可能性を指摘した。(共同)

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