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【矢板明夫の中国点描】トランプ氏訪中を前に“強制旅行” 米中会談で「人権」言及は?

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【矢板明夫の中国点描】
トランプ氏訪中を前に“強制旅行” 米中会談で「人権」言及は?

 共産党大会開幕日の10月18日、北京に住む人権派弁護士の余文生氏は「最近5年間の中国の人権状況の悪化と法治の後退を理由に、習近平共産党総書記の続投に反対する」といった趣旨のメッセージを海外のインターネットメディアに投稿した。その数時間後、余氏は警察に連行された。欧米に拠点を置く中国語のニュースサイトは最近、毎週のように民主化活動家や人権派弁護士が拘束されるニュースを報じている。

 トランプ氏は今月8日から訪中する。これまでに北京を訪れた歴代米大統領は、必ずと言っていいほど中国の人権問題を首脳会談の重要テーマと位置づけてきた。2009年11月に訪中したオバマ前大統領は中国との事前交渉で、治安当局に不当に拘束されたウイグル人の学者ら3人を釈放させた例もあった。

 しかし、今年1月に大統領に就任したトランプ氏は、中国の人権問題にあまり関心を示してこなかった。これまで習氏と2回の首脳会談、8回の電話会談を行ってきたが、北朝鮮と貿易問題などの話題に終始し、米中双方が発表した会談内容を見る限り、中国の人権問題について触れた部分は見当たらない。

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