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“中国版ノーベル平和賞”今年はフン・セン氏に 南シナ海裁定を批判「偉大な範例」

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“中国版ノーベル平和賞”今年はフン・セン氏に 南シナ海裁定を批判「偉大な範例」

カンボジアのフン・セン首相(代表撮影) カンボジアのフン・セン首相(代表撮影)

 【北京=西見由章】ノーベル平和賞に対抗して中国で創設された「孔子平和賞」の今年の受賞者に、南シナ海問題で中国の主張を支持する姿勢を打ち出したカンボジアのフン・セン首相(66)が選ばれたことが1日わかった。中国の国益への“貢献度”が同賞選考の基準になっていることが改めて鮮明となった。

 授賞理由について主催団体は、南シナ海問題をめぐる仲裁裁定が出される直前の昨年6月、フン・セン氏が裁定を支持しない立場を示し2国間交渉による解決を呼びかけたと説明。「南シナ海の平和に貢献し、現代の人類平和史における偉大な範例となった」と持ち上げた。国連海洋法条約に基づく仲裁裁定は、南シナ海の大半に主権が及ぶとする中国の主張を退けた。

 孔子平和賞はノーベル平和賞に対抗するため2010年末に中国の大学教授らが創設した。ロシアのプーチン大統領やキューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長らが受賞し、鳩山由紀夫、村山富市両元首相らも授賞候補になったことがある。

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