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【黒田勝弘の緯度経度】韓国で時ならぬ建国論争 「1948年」が一般的だが…「1919年」推す文政権の思惑は? 

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【黒田勝弘の緯度経度】
韓国で時ならぬ建国論争 「1948年」が一般的だが…「1919年」推す文政権の思惑は? 

 文大統領の建国100周年説は、日本統治時代の1919年3月1日を機に起きた抗日独立運動を背景に中国・上海にできた亡命者による「大韓民国臨時政府」を起点にしている。この亡命政権は政府としての実態はなく、国際的にもその存在は認められなかった。しかし北朝鮮に対抗する戦後の韓国を認めたがらない左翼勢力は「1948年建国」説には反対で、1919年を代案にしてきた。

 「朴槿恵(パク・クネ)弾劾」のロウソク・デモで誕生した文政権は、1919年の「3・1抗日デモ」で生まれた「上海臨時政府」をルーツにしたいようだが、こうした建国論争では、歴史的に最も大きな意味を持つはずの中国のクビキを脱した「大韓帝国の建国」のことはどう位置付けられるのだろうか。(ソウル駐在客員論説委員)

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