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私たちが中国を変革しよう 習近平体制を強く批判 国境なき記者団事務局長クリストフ・ドロワール氏

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私たちが中国を変革しよう 習近平体制を強く批判 国境なき記者団事務局長クリストフ・ドロワール氏

「国境なき記者団」のクリストフ・ドロワール事務局長(本人提供) 「国境なき記者団」のクリストフ・ドロワール事務局長(本人提供)

 国境なき記者団(本部・パリ)のクリストフ・ドロワール事務局長は産経新聞に寄稿し、表現や報道の自由を弾圧する中国の習近平体制を強く批判した。

 習近平総書記は立憲民主主義、報道の自由の敵だ。彼にとってジャーナリズムの役割とは何か? 彼は国営テレビ局の本社を2016年に訪問した際、ジャーナリストに「共産党のプロパガンダ」を広め、「共産党を愛して守り抜き、共産党指導層の思想、政策、行動に自らを寄り添わせる」よう呼びかけた。

 国境なき記者団の17年度世界報道自由度ランキングで180カ国中176位の中国では、党中央委員会プロパガンダ部門の命令に従うのを拒むジャーナリストらが数十人単位で投獄されている。また、「グレート・ファイアウォール」と名付けられたデジタル検閲システムが中国の7億5千万人のネットユーザーを世界から隔離している。自由を要求したノーベル平和賞受賞者の劉暁波は獄中で必要な医療を受けられず、命を落とした。

 共産党の目標は、国内の報道と情報を制限することだけではない。中国は「メディアの新たな世界秩序」を形成したいのだ。新華社元社長の李従軍によると、目的は情報が「西洋から東洋、北方から南方、先進国から途上国」にのみ流れる時代遅れの世界秩序を覆すことだ。彼は世界の報道機関が「社会発展を積極的に促す力」になることを呼びかけている。それはもちろん「中国的な」発展を意味する。

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