産経ニュース

【中国共産党大会】習近平総書記も慣例は突破できず 盟友・王岐山氏、「68歳以上引退」の壁で留任かなわず

ニュース 国際

記事詳細

更新

【中国共産党大会】
習近平総書記も慣例は突破できず 盟友・王岐山氏、「68歳以上引退」の壁で留任かなわず

第19回中国共産党大会の開幕式に出席する習近平総書記(手前)と王岐山・中央規律検査委員会書記=18日、北京の人民大会堂(共同) 第19回中国共産党大会の開幕式に出席する習近平総書記(手前)と王岐山・中央規律検査委員会書記=18日、北京の人民大会堂(共同)

 習氏のもうひとつの誤算は、一蓮托生で反腐敗運動を進めた盟友の党序列6位の王岐山・中央規律検査委員会書記(69)の留任を実現できなかったことだ。「党大会時点で68歳以上は引退する」との慣例は、党中央の「核心」に位置付けられた習氏でも突破できず、自らの3期目実現へハードルが上がった。大物政治家を相次いで摘発した反腐敗闘争は王氏の力量によるところが大きく、今後の展開にも不安を残す。

 王氏をめぐっては、米国に亡命した富豪、郭文貴氏が汚職疑惑を盛んに発信しており、党内では王氏の留任に対して根強い抵抗の声があった。党指導部人事の若返りと新陳代謝を阻害するとの声も出ていた。習指導部の1期目について「王岐山カラーが強すぎた」と分析する党関係者もいる。

 王氏の後任として中央規律検査委員会書記に就任する見通しの趙楽際氏は12年11月に政治局員に昇格し、党内の人事を統括する中央組織部長を5年間務めてきた。青海省や陝西省など地方勤務が長く習氏の好みのタイプで、習氏が地方時代の部下を抜擢する人事を取り仕切り、距離を縮めたようだ。今年9月に王岐山氏が湖南省を視察した際には、王氏に付き従う趙氏の姿があった。

このニュースの写真

  • 習近平総書記も慣例は突破できず 盟友・王岐山氏、「68歳以上引退」の壁で留任かなわず

「ニュース」のランキング