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【中国共産党大会】習近平総書記も慣例は突破できず 盟友・王岐山氏、「68歳以上引退」の壁で留任かなわず

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【中国共産党大会】
習近平総書記も慣例は突破できず 盟友・王岐山氏、「68歳以上引退」の壁で留任かなわず

第19回中国共産党大会の開幕式に出席する習近平総書記(手前)と王岐山・中央規律検査委員会書記=18日、北京の人民大会堂(共同) 第19回中国共産党大会の開幕式に出席する習近平総書記(手前)と王岐山・中央規律検査委員会書記=18日、北京の人民大会堂(共同)

 【北京=西見由章】中国共産党の習近平総書記は党大会の焦点となっていた次期最高指導部人事で、自らの後継候補を昇格させない異例の決定に踏み切った。3期目続投への道筋をつけた形となる半面、腹心の陳敏爾重慶市党委書記を後継候補として昇格させることもかなわず、5年後の権力移譲に向けて波乱含みの展開となりそうだ。

 習氏は慣例を破る3期目続投を視野に入れつつ陳氏の事実上の後継指名を目指したが、陳氏が中央委員から政治局員(現在24人)を飛び越して常務委員への二段飛びを果たせば異例の事態となる。2015年7月に貴州省トップの党委書記となり、今年7月に失脚した孫政才氏の後任として重慶市党委書記に就任したばかりの陳氏は地方指導者として目立った実績もなく、党内への説得力に欠けた。

 一方、陳氏が政治局員に昇格するのは確実で、胡錦濤前国家主席が後ろ盾となっている胡春華・広東省党委書記とともに「ポスト習」候補としての立場は保持し続ける。権力闘争の火種を抱えたままの形となり、習指導部が2期目で盤石の政治基盤を固められるかは不透明だ。

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