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「チェコのトランプ」78議席を獲得し初の第1党に 連立協議は難航も 開票終了

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「チェコのトランプ」78議席を獲得し初の第1党に 連立協議は難航も 開票終了

21日、チェコ首都プラハで記者会見するアンドレイ・バビシュ氏(左)(ゲッティ=共同) 21日、チェコ首都プラハで記者会見するアンドレイ・バビシュ氏(左)(ゲッティ=共同)

 【ベルリン=宮下日出男】チェコ下院(定数200)選挙は21日、開票を終了し、「チェコのトランプ(米大統領)」とも称されるアンドレイ・バビシュ前財務相(63)率いる新興の中道右派「ANO2011」は78議席を獲得し、初めて第1党となった。

 ロイター通信によると、バビシュ氏は「わが国のよりよい生活のため、われわれの政策を遂行したい」と勝利宣言した。ただ、欧州連合(EU)の補助金をめぐり不正疑惑が浮上するバビシュ氏への協力に他党は消極的で、連立協議が難航する可能性がある。

 バビシュ氏は化学製品や農業製品、メディアなどを傘下に置く企業グループを率い、米誌フォーブスによると、国内2位の富豪。ANOは前回選で議会第2勢力に躍進し、中道左派の社会民主党主導の連立政権でバビシュ氏は今年5月まで財務相を務めた。

 統計局によると、右派の市民民主党が25議席を獲得して2位。海賊党と日系のトミオ・オカムラ氏が率いる極右「自由と直接民主主義」(SPD)の新興2党がともに22議席で初の下院進出を果たした。社民党とボヘミア・モラビア共産党はいずれも15議席に大幅減少し、既存の左派系勢力の後退が目立った。

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