産経ニュース

【カタルーニャ住民投票】カタルーニャ独立は困難 州首相、州議会演説へ 独仏は中央政府支持

ニュース 国際

記事詳細

更新

【カタルーニャ住民投票】
カタルーニャ独立は困難 州首相、州議会演説へ 独仏は中央政府支持

カタルーニャのプチデモン州首相=10日、バルセロナ(ロイター) カタルーニャのプチデモン州首相=10日、バルセロナ(ロイター)

 【パリ=三井美奈】スペイン東部カタルーニャ自治州で行われた住民投票で独立支持が90%を占めたのを受け、プチデモン州首相は10日夕(日本時間11日未明)、州議会で演説を行う。欧州連合(EU)を牽引するドイツ、フランス両国はスペイン中央政府の「独立阻止」の方針を支持。即時独立はきわめて困難な情勢だ。

 独政府報道官は9日、メルケル首相がスペイン中央政府のラホイ首相との電話会談で、「スペインの統合」への支持を伝えたと発表。また、仏のロワゾー欧州問題担当相は9日、仏テレビで「独立宣言は認めない。独立はEUを脱退するということだ」と述べた。

 演説を直前にしたタイミングで、独仏両国が「ラホイ政権支持」を打ち出したのは、プチデモン氏の動きを強く牽制したものみられる。独立宣言がスペインにとどまらず、EU全体の不安定化につながるとの懸念によるものだ。

 プチデモン氏は当初、住民投票で「独立」賛成が承認されれば、「48時間以内に独立宣言を行う」としていた。バルセロナのコラウ市長は9日の演説で、プチデモン氏に独立宣言を行わないよう求めた。

 ラホイ首相が率いる与党・国民党の報道担当は「独立は阻止する。憲法や刑法違反での訴追も辞さない」と述べ、一方的な「独立」への動きを封じ込める方針を示した。一方、独立支持派は10日、プチデモン氏に独立宣言の実施を求めてバルセロナでデモを行う。

「ニュース」のランキング