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カタルーニャ独立投票 スペイン 中央と州、埋まらぬ溝 徴税権交渉が火種

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カタルーニャ独立投票 スペイン 中央と州、埋まらぬ溝 徴税権交渉が火種

1日、スペイン・カタルーニャ自治州ジローナ近郊で、記者団を前に話すプチデモン州首相(中央) AP 1日、スペイン・カタルーニャ自治州ジローナ近郊で、記者団を前に話すプチデモン州首相(中央) AP

 【パリ=三井美奈】カタルーニャ自治州とスペイン中央政府の対立は、フランコ独裁政権時代に源流がある。1970年代の民主化後、同州では独立運動を担った民族主義者らが州政治を握り、中央政府との対立をエスカレートさせた。ユーロ危機が深刻化した2012年には中央政府の緊縮策に反発して同州が「いっそ独立を」と主張し、亀裂は決定的になった。

 住民投票を主導したプチデモン州首相は1日、警察が混乱の中、有権者にゴム弾や棍棒(こんぼう)を使ったことを「正当化できない過剰暴力」と批判。「それでも投票を望むカタルーニャ人を止めることはできなかった」と述べ、投票は民意の表明だと訴えた。

 カタルーニャ州は1930年代のスペイン内戦で左派・人民戦線の牙城だった。内戦に勝利した右派フランコ政権は民族文化を弾圧したため、民主化移行後も中央政府への反感はずっと底流にあった。

 プチデモン氏は、2014年11月に非公式の住民投票を実施したマス前州首相の後継者だ。マス、プチデモン両氏にとって譲りがたかったのは、州と中央の権限分担。スペインは民主化移行後、警察、教育などで西欧で最も広範な権限を17の自治州政府に与えた。バスク州には徴税権もある。

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