産経ニュース

プーチン露大統領、化学兵器全廃を宣言 米国の履行遅れを批判「財源不足口実に延期」

ニュース 国際

記事詳細

更新


プーチン露大統領、化学兵器全廃を宣言 米国の履行遅れを批判「財源不足口実に延期」

モスクワで会議に臨むプーチン大統領=27日(AP) モスクワで会議に臨むプーチン大統領=27日(AP)

 【モスクワ=黒川信雄】ロシアのプーチン大統領は27日、化学兵器禁止条約に従い同国が進めてきた化学兵器の廃棄作業が完了したと発表した。インタファクス通信などが伝えた。一方で米国は「財源不足を口実に、過去3度にわたり廃棄期限を延期している」と指摘し、米国の対応の遅れを批判した。

 プーチン氏は廃棄完了を「歴史的な出来事」だと強調。米国が「国際的な合意に従い、義務を果たすことを期待する」と述べた。ただ米露は当初、条約により2007年までの廃棄が義務づけられており、ロシア側も期限を延期してきたのが実態だ。

 ロシアはサリンやマスタードガスなどの化学兵器をピーク時に世界最多とされる約4万トン保有していた。化学兵器禁止機関(OPCW)のウズンジュ事務局長は27日、ロシアの廃棄完了を「重要な節目だ」と評価した。

「ニュース」のランキング