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【ロヒンギャ問題】スー・チー氏、国連総会欠席で批判回避? 副大統領が代わりに演説

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【ロヒンギャ問題】
スー・チー氏、国連総会欠席で批判回避? 副大統領が代わりに演説

国連総会で演説するミャンマーのヘンリー・バン・ティオ副大統領=20日、NY(ロイター) 国連総会で演説するミャンマーのヘンリー・バン・ティオ副大統領=20日、NY(ロイター)

 【ニューヨーク=上塚真由】ミャンマーのヘンリー・バン・ティオ副大統領は20日、国連総会の一般討論演説で、イスラム教徒少数民族ロヒンギャ問題について、「治安部隊に対し、罪のない一般市民の巻き添え被害を避けるため、万全の措置をとるよう指示している」と述べ、住民の保護に努めていると強調した。

 ロヒンギャの迫害問題をめぐっては、ミャンマー西部ラカイン州から隣国バングラデシュに避難した難民が42万人を超え、国際社会から批判が高まっている。

 国連総会には当初、アウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相が出席する予定だったが、ミャンマー当局は直前になって、国内問題に対応するため中止すると発表。スー・チー氏が批判の矢面に立つことを避けたとの見方も広がる。

 副大統領は演説で、ラカイン州の状況に「深い懸念」を表明。一方で「状況は改善されている。9月5日以降、武力衝突は報告されていない」と主張した。

 一方、米国のペンス副大統領は20日の国連安全保障理事会の会合で、ロヒンギャ問題について「トランプ大統領と私は、危機を終結させロヒンギャの人々に希望と支援を与えるため、安保理と国連に対し、強力かつ迅速な行動を起こすことを求める」と訴えた。ただ、自国も少数民族問題をかかえる常任理事国の中国は、ミャンマー当局の「内政問題」と扱っており、安保理での対応は難航が予想される。

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